LANDRを使用するにあたって、マスタリング用の曲の準備の仕方

ミキシングは非常に個人的なものが出る工程であり、誰もが独自のスタイルを持っていると思います。LANDRはアーティストの方のミックスの作業をより自由な環境に保つために努力しつつ、ここで紹介する「LANDRへの曲の準備の仕方」はマスタリングエンジンから可能な限り最良のマスタリングの結果を得る選ばれた方法だけを紹介します。

「LANDRへの曲の準備の仕方」で重要なことはダイナミクスピークヘッドルームです。まずはダイナミクスからお話をしていきます。

 

ダイナミクス

ダイナミクスに関しては、LANDRマスタリング用にミックスを準備する際に留意すべきことがいくつかあります。

ダイナミックな曲には音の強弱の変化があるため、音に表現がつけられているように聴こえます。つまり、ダイナミクスとは曲内の音の強弱を示している音圧の変化のことを言います。

マスタリングには音の強弱や表現を加え、ミックスを混ぜる空間を使うコンプレッションの技術が絡んでいるので、もしダイナミックレンジがすでに消えている場合は、LANDRがマスタリングをする余地のある余裕がなくなってしまっているということになります。

ダイナミックレンジが低いミックスの背後にある主な原因は、かけすぎたコンプレッションまたはリミッティングです。コンプやリミッティングをミックスのステレオ出力やマスターに使用して、ミックスの音圧を上げたい気持ちもわかります。しかしLANDRを最後のマスタリング処理として使用することを考えているのなら、コンプやリミッティングはLANDRに任せてください。LANDRがマスタリング処理の一部としてあなたの曲にあった最適なコンプやリミッティングをかけるようになっています。もし大音量でミキシングをするのが好きな人は、モニタースピーカーの音量を上げてみましょう。

LANDRは残されたこれらのダイナミクス(音の強弱)を使用してマスタリングをするので、音圧をあげるためにマスタリングの工程で一般的に使用されるダイナミック用プラグイン(リミッターやコンプレッサー)をマスターチャンネルに追加しないことをお勧めいたします。マスターバス上にプラグインを使用しても問題はないのですが、リミッティングやコンプのような音量変化のエフェクターは避けてください!

多くの場合、コンプレッサーはダイナミクスを制御するために使用される重要なツールであり、ぜひ使っていただきたいツールでもあります。コンプレッションを駆使してダイナミクスをコントロールすると、より良いマスタートラックが完成することも事実です。しかし、最適な結果を得るにはミキシングの工程のさまざまな段階で少量のコンプを追加するほうが、最後に一度に追加するよりもよりよい結果を得られるのです。だから、曲の音を潰さない限りや大変過ぎないのなら、個々のトラックや個々のバスにコンプレッションを追加するのは大丈夫です。

ミックスする方法が一つしかないとは決して言いません。なぜなら、そんなことは当たり前のように真実ではないからです。だからミキシングの段階からコンプをかけ、音圧をあげるのを好むなら、やめろとは言いません!しかし、あなたのミックスでたくさん色んなケースを試してみて、LANDRでどんな結果のマスタリングが得られるかを確認することもお勧めします。なぜならあなたがどんなマスタリングを好むかを知る一番良い方法だからです。

 

ピークヘッドルーム

次に考える必要があるのはピークヘッドルームです。ピークヘッドルームはマスタリングにとって非常に肝心です。LANDRはミックスに残されたスペースを十分に使いコンプやリミッティングを駆使したマスタリング処理を行います。

最終的なミックスには十分なヘッドルームが確保されていると思います。*(ヘッドルームは言うならば『安全地帯』、または『音楽機器でクリッピングせずに記録可能な最大限の信号の大きさ』と『実際に録音する音のピーク(一過性のピーク)』と0dBFSの間のスペースを意味します。)6dbのヘッドルームを確保できれば安全で良いでしょう。つまり、マスター出力(トラック全部を合わせたシグナル)のピークが大体-6 dBFSになるようにして下さい。-6 dBFSは甘いレベルだと思いますが、LANDRマスタリングでは-6 dBFSのヘッドルームを勧めています。曲上で-6 dBを越える箇所が出てきても、ある程度のdB分のヘッドルームを確保していれば大丈夫でしょう。ここで覚えておいていただきたいことは、ここでは最大音量の話をしていて、平均音量のことではないということです。

数値にそこまでこだわる必要はありません。一番問題なのは0 dBFS以上のピークです。0 dBFSは音が歪む前のデジタル音源での限界なので、メーターを見ていると赤くなってしまうのです!歪みを避けることがここでの目的です。

ポイント!面倒だから近道をしてマスターフェイダー(0レベルにする)を調節してピークヘッドルームを確保するのではなく、ミキシングでピークヘッドルームに達成することをお勧めします。時にはこれは大丈夫ですが、実際に一つ一つのミキシングセッションや、どのようなゲインステージングが行われているのか分からないので、安全として-6dbをお勧めします。

音楽が完成する間際にあたふたしないように、ミキシングを開始するときにこれらのことを念頭に置いておくこは良い習慣になります!

 公開されている以下のブログからも色々学べるのでぜひご覧ください。

 

LANDRマスタリング用の曲の準備の仕方

ヘッドルームを残し、ミックスを助けるための7つのアドバイス

 

DAWからオーディオをエクスポートしたら、ファイルが正しく再生されていることを必ず確認し、LANDRにアップロードする前に正しい再生時間かどうかを確認してください。

チェックリスト:

  • 音量増大のためだけに、マスター出力にコンプレッサーやリミッターを使用しない(LANDRが曲にあった最適なコンプなどをかけます)。
  • あなたのミックスチャンネルのどれもが0dBFSを超えてクリッピングしていないことを確認してください(マスターチャンネルを含む。)
  • ピークヘッドルームがしっかり確保されたダイナミックなミックスを目指す。
  • ダイナミックレンジの大部分をコンプレッサーやリミッターを使って潰してしまった場合、マスターフェーダーを下げてヘッドルームを作成したり、ノーマライズをしてリミッターのシーリングレベルを下げたりしても効果はありません。実際のピークヘッドルームは、ダイナミクスが残っていないと役に立ちません。

 

プラグイン(必要?不必要?)

プラグイン!ミックスを最高の音にするために必要なツールを使用してください。あなたがここでのルールメーカーですが、LANDRに全体的な音圧設定をまかせることは覚えておいてください。ミキシング中に音圧のことは考えずに、ミックスに集中しましょう。一般に販売されている曲のレベルまであなたのミックスを高めるためにLANDRで高音圧を選択してください。

 

ポイント:(Non-Linear)トラックにアナログ感を付加するプラグイン:もっているすべてのプラグインを見てみましょう。コンプレッサー、EQ、コンソールチャンネルなど、古いアナログ機器をモデルにしたものはいくつありますか?モデリングが適切に行われていたら、これらのプロセッサーのほとんどはモデルにしているアナログ機器のように動作するはずです。だからこれらのプラグインを過度に使うと、飽和し始め、ゆがんだり、「ユニットノイズ」が混入したりします。これは常に悪いことではなく、創造的な目的のために使用することができますが、一般に、すべてのプラグインを高いレベルでトラックにプッシュすると、ミックスが脆く、荒く、2次元で奥行きのないトラックになってしまいます。だから、LANDRマスタリングで思ったような結果が出てこないと感じたら、あなたのプラグインを再チェックして、間違ってあまりにも掛け過ぎていないか確認してください!

 

ディザリング、コンプ、それともリミッティングを掛けるべきでしょうか?

音楽制作者やエンジニアはプラグインを各自創造的な方法で使用していると思いますし、それは個性を表現するという意味でも良いことです。

前述したように、コンプレッサーはダイナミクスをコントロールするために使用される重要なツールであることが多く、必要に応じて使用することをお勧めします。より穏やかで、より多くのコンプ技術を使って計算すれば、LANDRはミックスのために最適なマスタリング処理を行うことができます。コンプレッションは気をつけないとダイナミックレンジを潰してしないます。コンプを掛けすぎると(特にミックス全体に使用した場合)、実際にLANDRにマスタリングをさせる余地をなくしてしまいます。

リミッターは、設定した最大レベルを越えるのを制限するのに役立ちます。好きな箇所で使用していただいてかまいませんが、音圧を上げるためだけにマスターチャンネル全体に掛けることはお勧めしません。この工程は LANDRが非常に良くできる分野であるので、LANDRに任せてください。

ディザリングはかなり技術的なものですが、それほど心配する必要はありません。可能な限り使用頻度を最小限に抑えることを心がけてください。プロジェクトで作業中にセッションのビット深度を絶対に下げる必要がある場合は、ディザリングを適用してください。しかしディザリングできるだけ使用頻度を一度に限らせることが推薦され、一般的には複製またはネット配布前の最後のステップ適用されます。つまり、LANDRでマスタリングしたり、マスタリングエンジニアに依頼するときは、できる限りビット深度を減らさないようにする必要があります。 LANDRはビット深度をディザリングして減らす必要があれば減らします。ほとんどのデジタルオーディオワークステーション(DAW)には、エクスポート時にディザリングをオフにするオプションがあります。

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